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ひらひら
こんな日差しの真っ白な日は
きみがいつも僕を見送ってくれていた廊下を思い出します

春の強い風に混じった黄い砂が
傷口に張り付いてざらざらするみたいな感じです


季節の変わり目は
古傷が痛むといいます
体が何かを無意識に調整する時に
浮かび上がってきてしまうかたまりがあるのでしょう
瓶の中の砂を振ると
大きな粒が上に来るみたいに


いっしょに過ごした長さの分
四季の折々に
織り込まれている日々

ヒラヒラと風に吹かれて
はためきながら
まだらに光り
心を奪う



なんでもそうなんだ
上手な仕舞い方を知らないから
ふいに見つけてしまってはいつも
燃え尽きた炭がまだ暖かいような感じになるんだ

かすかに暖かいことは
とても寂しくなることと似ている


元気でいたらいいな
僕はもう
遠く祈る想い

気まぐれに寄せ返す春風
うすくやさしく
ひらひら
あの子に届けちゃくれないかなぁ

花びらのよに
笹舟を流すよに
手のひらからそっと
手放すように連れ去って


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posted by いしだま
category:ひとりごち   comment:2 trackback:0

comment
そんなキュンな…

庭の足元に咲いてた黄色いかわいいたんぽぽ。
だんだん花しおれていくさまも毎日見守りながらな日々で、
ある日、ふと吹いた風に、空に運ばれてく綿毛。
空の青さに溶けて見えなくなるまで…
見えなくなっても、見送るような見守るような、
ただ祈って眺めてるような、そんな気持ち。

読んだらせつなくってたまらなくってよー
…えぇのぉ。
2007/04/28 14:33 | | edit posted by しろちゃん
ううっ…
自分の過去を思い出して切なくなりました…。
2007/04/27 10:20 | | edit posted by 走る豚
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