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posted by いしだま
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真空パック
雲の隙間に
線香の灯のように
低い温度で燃える太陽。
もう今にも燃え尽きてしまう。


沈むなよ
沈むな

願いは、叶う筈もなく
去っていく。



残り火が尽きた瞬間から忍んでくる影絵の世界。


慣れた様子で躊躇なく光の薄絹は
一枚一枚ひかれていき、代わりに夜が刻まれる。




しょうがない
その変化が
美しさそのものなのだから。
僕の後ろ髪を離さないこの気持ちも
世界にとってはいつもの繰り返しでしかないのだから。



ならばもう、この体に取り込んでしまおう。
空気も景色も君達の後姿も横顔も何もかも今日の全て。


代わりに、ヘンゼルとグレーテルのパンのように
心を千切って置いていく。


僕のかけらと引き換えに
ほかの誰もが気付かないくらい
こっそりと、少しだけ
世界を連れ去り真空パック。
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posted by いしだま
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